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錠剤一包化業務について

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全自動錠剤分包機「UF」が必要とされた背景

ジェネリック医薬品の普及や、服用しやすい形状の錠剤開発が進んでいることにより、現場で取り扱う薬品数は増加しています。
同じ効能であっても複数の品目を取り扱うことで発生する作業負担とそれに伴うリスクを回避するため、これからの分包機には一包化機能だけでなく、“多様な薬品を効率的に仕分けられる”という付加価値が必要になってきました。

錠剤一包化業務を行う現場が抱える課題

手撒きの作業負担

半錠などのカセットに実装できない薬品や、使用頻度が低いなどの理由でカセットに入れていない薬品は、分包のたびにコンベアへの手撒きが必要です。手撒き作業は手間が掛かる上に撒き間違いの人的ミスが起こる可能性があり、効率と安全性の両面にデメリットがあります。

分包機のタイムロス

分包している最中に薬品切れや消耗品切れが起こると機械が止まってしまい、分包が完成するまでにダウンタイムが生じます。

錠剤カセットの活用が不十分

季節に応じて頻繁に払い出される薬品を手撒きしていたり、使用頻度が低い薬品にも関わらず錠剤カセットに入れているなど、カセットを有効活用できていないと作業ロスにつながります。

全自動錠剤分包機 「UF」が提供できる価値

手撒き作業を減らす

錠剤の形状に合わせて切り出し口が自在に可変形態する「Universal Feeder」を搭載し、手撒きでしか対応できなかった錠剤の自動分配を実現。手撒きの負担やミスを減らし、調剤業務の効率化と安全性の向上に役立ちます。

半錠の分包業務をサポートする
「錠剤半切機 Blade」

特殊コーティングした2枚刃で円形錠剤もあざやかにカット。
「半切の重量比率49:49以上」、「回収率99%以上」の確かな切れ味でUFの運用に役立ちます。

正確な薬品充填をサポート

充填ミスを防ぐため、薬品チェック機能を搭載。錠剤カセットやUFに充填するとき、コンベアに手撒きするときに、バーコードによる薬品照合ができます。

予測表示で機械を止めない

錠剤カセット内の薬品残数を管理していると、新たな処方データを読み込んだ際、在庫数より使用予定数が上回るとお知らせを表示します。また分包紙やインクリボンなどの消耗品の残量も一目で確認できるため、分包機の稼働前に必要な薬品や消耗品の補充を行えば、機械を止めることなく分包できます。

錠剤在庫管理をスマート化する
「錠剤カウンタ装置 ITC-Solo」

錠剤カセットを乗せるだけで、在庫数を正確にカウント。
薬品管理システムとの連携で棚卸の手間を削減します。

錠剤カセットの活用最適化

分包機の使用履歴を元にした集計機能により、「使用頻度が高いのに手撒きしている薬品」や「錠剤カセットに実装されているがほぼ使用されていない薬品」などがリストアップできます。
結果に応じてカセットに実装する薬品の入れ替えを行うことで、より効率的な一包化を実現します。

錠剤の一包化が完了した後に行う鑑査も人的な手間が掛かる業務です。
その一包化鑑査業務の負担を軽減し、正確性の高い鑑査を支援する製品も提供しています。